経済教育学会 第40回全国大会
2024年9月28日(土曜)~9月29日(日曜)
日本大学経済学部(7号館) *アクセス
「経済教育の現状の課題と未来」
経済教育学会は1985年に創設され、2025年に40年の節目の年を迎えます。同時に2024年度の全国大会は大会が開催されてから40回目の節目を迎えており、今年、来年は本学会にとって大きな意味を持つ2年間になります。
日本学術会議に登録のある学会数は2100を超えますが、50年以上続いている学会はそう多くはありません。
本学会の「老舗学会化」を目指して今後も活動を継続していくために、今、何をすべきか、何ができるかを問う全国大会にしたいと考えております。昨年の大会で、「学生が自らの人生を切り拓く力を育む経済教育とは」という問いかけがありました。
来年の創設50周年に向けて、今まで本学会で行ってこなかった新しいチャレンジをして、未来の学会活動につなげる機会にすべく、今年の全国大会のテーマは「経済教育の現状の課題と未来」としました。
新しいチャレンジとして、Association for European Economics Education (AEEE)会長のBrent Kigner 先生、慶尚大学校教育学部学部長の金景模先生、明治大学商学部教授の水野勝之先生の3名による国際講演とディスカッションを行います。また、5-6月の期間で全国の経済教育に関わる教員にアンケート調査を実施します。そしてアンケート結果に基づき、経済教育の抱える現状の課題を共有し、全国大会のシンポジウム、そして分科会で、それらの解決方法を模索します。
経済教育に関わる人に経済教育学会を知ってもらい、日本の未来を担う若者を育てる経済教育の在り方を一緒に考える機会にしたいと考えております。また昨年の全国大会で初の試みとして行った企画分科会も継続します。企画分科会については、ご協力いただいたアンケートに基づいてご発表いただく先生方に依頼を行っていこうと考えているため、まだ未決定の部分が多いことをお許しください。
多くの先生方に会場に足を運んでいただき、対面での交流を通して、研究促進の機会にしていただけるような全国大会にしたいと考えております。何卒よろしくお願い申し上げます。
企画分科会
(1)「高校の経済教育、社会科・公民科教育の新しい方向性」
「公共」が公民科必修科目となってから2年が経過しました。「公共」と「政治・経済」を現場で教える先生方を中心に現状報告や今後の課題を検討します。(2)「CORE2024」
昨年から今年にかけてCORE-teamから新しいマクロ経済学とミクロ経済学の教材が公開(または公開予定)されています。これからの新しい経済学の教材として日本での汎用可能性を検討します。
プログラム
第1日目 9月28日(土曜日)日本大学7号館2階講堂
11:00-12:30 理事会
12:00- 受付開始
13:00-13:05 日本大学経済学部学部長 手塚広一郎 教授
13:05-13:10 韓国外語語大学校 韓暻東 教授
13:10-14:00 総会
14:00-17:00 シンポジウム 各発表者に40分発表、休憩挟み、50分程度質疑応答など
14:00-14:40 AEEE会長 Brent Kigner(zoomによる参加)
14:40-15:20 前KEEA会長 金 景模 (慶尚国立大学)
15:20-16:00 前JSEE会長 水野 勝之 (明治大学)
16:00-16:10 休憩
16:10-17:00 質疑応答、ディスカッション
17:00-17:40 セミナー「経済教育への投稿の道」 学会誌編集委員会
18:00-19:30 懇親会(日本大学本館地下学生食堂)
第2日目 9月29日(日曜日)日本大学7号館5階(7051、7052、7053、7054教室)
9:00-12:15 企画分科会(1)「高校の経済教育、社会科・公民科教育の新しい方向性」・一般分科会(自由論題)
・企画分科会(1)「高校の経済教育、社会科・公民科教育の新しい方向性」
10:00-10:30 岸香おり 「高校生への経済教育導入時の課題~マンキューの10大原則をどう扱うべきか~」
10:30-11:00 金子幹夫 「「公共」と「政治・経済」の経済学習は何が異なるのか?~高校生は人生で何回「経済」の学習をしてきたのか~」
11:15-11:45 太田正行 「社会科・公民科「現代社会」の実践を踏まえて~公民科「公共」「政治・経済」の実践に向けて~」
11:45-12:15 越田年彦 「科目「公共」の実施前と実施後 ~「公共」をめぐる論点とは何であったか~」
12:15-13:00 昼食、理事会
13:00-16:15 企画分科会(2)「CORE2024」・一般分科会(自由論題)
・企画分科会(2)「CORE2024」
13:00-13:30 「2019 年度科研「英語経済学オンライン教材 CORE プロジェクトを用いた経済教育と英語教育の連携」の総括」
13:30-14:00 土居拓務 「〝TheEconomy″Unit8 によるクリティカル・シンキング実践が大学生のミクロ経済学理解に与える影響:右上がり供給曲線と右下がり需要曲線への疑念に関する考察」
14:00-14:30 八木紀一郎 「CORE の発展と The Economy2.0」
14:30-15:00 新里泰孝 「The Economy2,0:Macroeconomicsの概要」
15:15-15:45 塩田尚樹 「CORE Econ TheEconomy 2.0 UNIT4,Section14 の拡張.―パリ協定における同調圧力の役割―」
15:45-16:15 大坂洋 「社会的包摂と競争的市場-core econ と イ ギ リ ス の あ た ら し いSubject Benchmark Statement によせて-」
【留意事項】
- 参加申し込みは、下記のフォームからお願いいたします。
全国大会申込フォーム:https://forms.gle/vcVPVXQTUs12iY6Z6 - 9月28日(土曜日)18時から懇親会を開催いたします。
懇親会参加申込フォーム:https://forms.gle/8RqDvDka25bRmKwXA
- 報告応募者は年会費を納入してください、新規に入会される場合には、報告申込時に年会費 5,000円(65 歳以上のシニアの場合は 2,500 円、学生・院生の場合 2,000 円)の納入をお願いします。
《問い合わせ先》
経済教育学会 第40回全国大会実行委員会(委員長 久井田直之)