12月27日～28日、日本大学経済学部（東京水道橋第7号館）において、CORE-Econ“The Economy”ガイドブック研究会が開催されました。CORE-Econはボウルズ教授やロンドン大学のメンバーが作り上げ、世界各地に普及を図っている経済学の教科書です。ユニット22（第22章）まであり、経済学の基本から経済トピックスに至るまでを収録し、理論と実際をつなげる試みがなされています。
　経済教育学会では、担当者を決めて各ユニットの全訳、ガイドブックの作成を進めてきました。今回ガイドブックの作成をどう進めるかという点で、ユニット1つずつについて内容を含めて議論がなされました。各ユニットの特長を挙げるとともに課題を整理しました。この研究会は2日に渡って行われ、2023年3月までにガイドブックの作成を行うことが決まりました。

久井田直之先生（研究会座長）のコメント
　1つのテーマで2日間、意見交換やディスカッションを行ったのは本当に久しぶりで、大学院生時に研究に没頭したときのことを思い出しました。 ご担当いただいた先生に、それぞれ章の特徴を話していただきながら、包括的に約1000ページの本の内容を把握していらっしゃる八木紀一郎先生と徳丸先生に、他の章とのつながりや関連性についてのコメントをいただきました。 “The Economy”を日本の学生にどのように教えたらよいかをアイデアを出し合った会になりました。ガイドブックを完成させ、ガイドと共にこの本で学ぶ経験を多くの方にしてもらいたいと強く思いました。 また3月に対面での研究会を実施します。ぜひ多くの先生にご参加いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

Core-Econ作業用HP　　https://coreecon980.wixsite.com/japan