竹田英司会員(長崎県立大学)のオープンキャンパス模擬授業を取材しました
2019年7月14日(日)、長崎県立大学地域創造学部実践経済学科(長崎県佐世保市)のオープンキャンパスで竹田英司会員(同校准教授)の模擬授業が行われました。同大学のオープンキャンパスは、7月14日(日)と7月15日(月)の2日間開催され、梅雨が明けない中、高校生、高校生の保護者や先生が全国各地から1,892人もの参加があったそうです。
竹田英司会員の模擬授業では、「いまなぜ地方創生なのか:波佐見焼産業のツーリズム化」というテーマで模擬授業が行われました。その模擬授業では、生活関連サービスなどの第3次産業(小売・飲食・娯楽・医療機関など)が撤退すれば、雇用機会の減少につながり、さらなる人口減少を招く、という説明に高校生たちは傾聴している様子でした。地方都市の現状は、①人口流出含む人口減少、②少子化、③高齢化にまとめることがきでき、地方創生とは、人口減少対策+少子化対策+高齢化対策であると、竹田英司会員は学生たちに伝えていました。
同校では、人口減少、少子化、高齢化が進む「しま(長崎県各離島)」での体験を通じて、ローカルな視点で地域課題に取り組む人材育成を目的としたプロジェクト型学習(Project-Based Learning)に取り組んでいるとのことです。付言しておきますと、同大学のこの先進的なアクティブ・ラーニングは、2017年度経済教育学会特別賞を受賞しました。
模擬授業後半では、「やま(長崎県波佐見町)」での体験を通じて、地域産業「波佐見焼産業」のツーリズム化に取り組む、竹田英司会員の実践教育が紹介されました。
どの高校生も入学後の授業を想像して目を輝かせていました。高校生にとって有意義な実践経済の授業となったように見えました。
(文責:K.M他)