玉井涼会員の授業を取材しました

 2019年6月29日(土)、橘学苑中学・高等学校(横浜市鶴見区)の土曜セミナーを担当する玉井涼会員(同校教諭)の授業が行われました。本年度から始まった土曜セミナーでの4回目の最終授業です。テーマは「つぶれないコンビニストアー」です。コンビニの経営者になりたい生徒を中学校、高等学校から募集して30数名の参加となりました。

 生徒は5グループに分かれ、コンビニ経営の勉強をしました。第3回の授業では、自分たちで直接行った学校周辺の各コンビニの調査結果を模造紙にまとめました。オーソドックスな質問以外に、一番売れている商品はたばこ(それ以外にはしゃけおにぎり、アイコスメ・ソールなど)、万引きでの被害額は1か月あたり2~4万円、ATMや宅配便の取り扱いで実は儲かっているなどの意外な回答を引き出してきました。コンビニが一番苦労しているのは、時代を反映してアルバイトの手配、管理、教育だそうです。

 当日の29日の最終授業は、新たにコンビニを開店するとしたら鶴見のいずれに開けばよいかというテーマでした。やはり5グループがそれぞれ模造紙にまとめ報告しました。駅のそばがよい、スポーツセンターのそばがよい、バス停のそばがよい、国道に面したところがよいなどの立地を重視した意見が出されました。その理由として、交番が近いほうが安全である、スポーツ施設が近いほうがその利用者が使うなどがあげられました。飲食スペースを作り、とにかく店に入ってもらおうという意見も出ていました。

 どの生徒も積極的に参加していました。生徒にとって有意義なアクティブラーニングの授業となりました。

                                    (文責:水野勝之)

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